これまでも、そして現在も、ぶどう栽培には

化学農薬が必要不可欠とされています。

しかし、当農園のぶどうは消毒など化学的なモノは一切加えず、土・雑草・樹・昆虫・動物・ミミズ・微生物・菌に至るまで自然のバイオサイクルの力を借りて育てています。

 農園内には多種多様な雑草が生え、いろいろな虫たちが集まってきます。ダンゴ虫は動物のフンや枯草を分解し、ミミズは土を肥妖にし、モグラはミミズを食べに土中を掘り進み、その穴は土着微生物に酸素を運んでくれます。

 化学農薬はこれらのバイオサイクルを壊してしまうので、一切使用しておりません。

(平成20年~平成23年、平成25年実績)

 

糖度は驚異の 18~23%!

昼夜の寒暖差が甘みを育みます

巨峰の糖度は通常16~18%ですが、「嶺北のしずく」の糖度はナンと18~23%!(平成25年度実績)葡萄類は、果実の中でも最も糖度が高いのですが、その中でもダントツの甘みを誇っています。モチロン、甘いだけではありません。芳醇なコク、かすかな酸味が重ね合わさり上品な美味しさを口の中いっぱいに堪能いただけます。

 その美味しさの秘密は、嶺北地域の昼夜の寒暖差が生み出していると考えます。嶺北地域は標高200mを超える山村が更に高い石鎚山系の山々に覆われ、いわば「高地の盆地」のような地形になっています。そのため、春から秋にかけては昼の最高気温は平野部以上の気温になり、転じて夜になればすーっと涼しく、エアコンも必要ないくらいの気温まで下がります。日中に光合成で溜め込んだでんぷん質が、夜寒くなることで冷害から実を守ろうと実に移動し糖に変わることで甘みが増す、と言われています。そのため、朝方が一番甘みが乗るそうです。

吉野川源流域、天然のミネラル

たっぷりの山水を散布しています

嶺北地域の水は、四国の水瓶の源流域・吉野川水系にあたります。吉野川は、2012年の水質調査で日本一の清流となりました。その源流域にある農園の裏山(所有地)から直接水を引き、清らかな天然のミネラルたっぶりの山水を散布しています。